俺がプリキュア映画を観に行く事を辞めたと心に誓った日の話

どうも、ジスさんです。

ようやく新しい職場にも慣れ、俺の居場所、ポジションを定着させつつある。
会社の人から”歩く生き恥”という名誉ある呼び名もいただき、俺の機嫌もすごぶるいい。

今の職場を俺様の植民地にする日も近い。


さて今回のテーマは、俺がプリキュア映画を観に行く事を辞めた心に誓った日の話。
ということで早速書いていきましょう。

プリキュアとは

一応説明な。

プリキュアは日曜朝の顔だ。日本の女児を中心に、大きなお友だちをも巻き込むまさに国民的アニメだ。

俺も日アサカテゴリにおいて、おジャ魔女、夢のクレヨン王国に続き3番目に好きなアニメとして地位を確立している。一番好きなシリーズはYes プリキュア5。

一番好きなキャラはハピネスチャージプリキュアのキュアプリンセス。キュアプリンセスは見た目、性格全てにおいて完璧だ。


ちょっと古めかしい見た目からしてもう完璧だ。非の打ちようがない。

プリンセスの蒸れたニーソを口に含んで一日過ごしたい欲に駆られるのは俺だけではないはずだ。

絶対プリンセスの蒸れたニーソはクサいし、その匂いを妄想するだけでプリンセスの無邪気さに比例して俺の股間も途端に元気になるってもんよ。

現在約60人のプリキュアがいるが(ハグプリで国民全員がプリキュアになったのは除く)、ダントツでプリンセスが可愛いね。うん。間違いないね。

そんな俺をも魅了するプリキュアシリーズ。
現在はスタートゥインクルプリキュアが絶賛放送中だ。
おまいらも早起きして観よう。

プリキュア映画を観に行かなくなった訳

ここからがタイトルの話。

今からちょうど10年前だ。

2019年現在ではなんとこのシリーズは9本も出ているが、歴代のプリキュアたちがひとつの世界に介し、みんなで強大な敵に立ち向かう”プリキュアオールスターズ”の第一作目が映画館で公開された。

この頃から所謂クロスオーバー作品が増え出したよなぁ。

クロスオーバー作品を作るのは意外に難しい。

パロディとは違うし、クロスオーバーさせる作品双方が一定数の人気を確立していなければ成立しないと思っている。海外漫画には結構多いけど。

平成版ドクタースランプの世界に悟空が出てくるとかあったけどそんなかんじ。
スマブラとかもまぁこの部類だよなぁ。

その中でもプリキュアのオールスターズはかなり成功しているシリーズといえるだろう。

2009年当時、プリキュアで初のクロスオーバー映画が発表された時は、それはそれは感動し震え、涙した。



映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合

この名前を見るだけで10年前を思い出し、感動で涙してしまいそうだ。2009年はちょうどフレッシュプリキュアが放送中で、無印からフレッシュまでの総勢14人がひとつのスクリーンで暴れ回るのだ。


面白くないわけがない。

俺は前もって準備を整え、予定を組み、観に行くことにした。


俺は事前に平日の昼に観に行くことに決めていた。

休日だとガキがうるさくて作品に集中できない可能性があるし、夕方や夜も同じ理由だ。

元々大学なんかサボりまくってたから、もちろんこの日もサボった。
おかげで留年して結局自主退学。やかましいわ。


ガキ限定の入場者特典でレインボーミラクルライトが貰えるのだが、俺は貰えないだろうと予め思っていたので何かあった時のためサイリウムを事前に買い、持ち込むことにした。


いざ、当日。体調も万全。事前に予約していた一番いい席。カバンにはサイリウム。完璧だ。

映画館のチケット売り場のチャンネーに一応レインボーミラクルライト貰えないか5回くらい懇願したが、無理だった。

イケメンがこんなに懇願することないのに折れないチケット売り場のチャンネー。

当時はそのチャンネーにイライラしていたな。あのレインボーミラクルライトくれなかった頑固チャンネー絶対今フリーター。

そんなこんなでトイレも済ませ、いざ映画館へ。

そこには予想にもしない光景が俺の前に飛び込んできた。




映画館内俺一人。


映画館内俺一人。




映画館内俺一人!!!!!


神様ありがとう。
神という存在は信じていないが、定期的に神に感謝したくなるシチュエーションは訪れるものだ。

この時がまさにそれ。全力で神に感謝した。

俺は事前に予約していた前から7番目の真ん中の席に座り映画開始を待った。

映画の本編前に流れるCMが始まった。
辺りを見渡した。

やはり映画館内は俺一人だった。



上映中は静かに。

という誰しもが知っている常識がある。それは他の映画を観ている人に迷惑がかかるからだ。

しかし他の人がいない場合はどうだろうか。
答えは簡単だ。





レッツパーリィ!!!!(CV.中井和哉)


もう俺を止める奴はこの映画館内に存在しない。言うならばここは俺の別荘だ。



映画が始まった。

無印のなぎさ、ほのかを始めとした懐かしいキャラが久々に動いてるだけで感動した。
その度に俺は


可愛いよ!!

パンパカパン懐かしいなぁ!!

あぁもう、うらら本当可愛い!!!

ブッキー!今も映画館で、そして毎週日曜日応援してるよ!!!

などのエールを大声で叫びながら映画を楽しんだ。もちろん他の客がいるならそんなことはしない。

でもこの劇場内は俺一人。

俺が大声で叫ぼうが、脱糞しようが誰にも迷惑をかけないのだ。



そして物語は進み、ついにあのシーンがやってきた。


プリキュア映画シリーズではプリキュアたちがピンチになった時に、開演前に配られるミラクルライトを降ってスクリーンの前の子供たち、つまり客がプリキュアを応援する、という恒例シーンがある。

まぁ実際応援しなくても映画の中のプリキュアたちは勝つので、子ども騙しの演出ではあるのだが、観に来た客とプリキュアたちが一体となる憎い演出だ。


俺はすかさず、カバンからサイリウム8本を取り出し、指と指の間にセット。




プリキュア負けるんじゃねえ!!頑張れー!!!

もうすぐ成人を迎えようとしている野太い声のイケメンが全力で叫んだ。俺が生涯叫んだランキングベスト3には確実に入る勢いで叫び、全力で応援した。


俺の応援もあってか、無事プリキュアたちは勝利する。

ひょっとしたら俺が応援してなければプリキュアたちは敗北していたかもしれない。

いや、本当は出来レースなんだけど、ひょっとしたら俺が応援しなかったら物語が分岐しプリキュアが敗北してしまうかもしれない。

俺が応援したからプリキュアたちは勝利したと思うようにした。



そう思うことで、俺がプリキュアを救ったんだっていう称号を俺自身に与える事ができる気がしたから。


物語も終わりエンデイング曲が流れ出した時、俺は感動で涙していた。

エンディング曲もこの映画のために作られたオリジナル楽曲だ。

集合!とsure go!をかけたナイスな歌詞。それぞれのプリキュアの掛け声と共にテンポよい楽曲で耳が幸せだ。


心地よい疲労感。

この映画に出会えたことに感謝した。非常に素晴らしい時間だったと実感した。





映画全てが終わり席を立ち、ふと違和感を感じて後ろを振り返ると、いつからこの会場にいたかは知らないが、一番後ろの端の席に一組の親子が座った状態で俺をずっと見ていた。




結構なホラーだよなぁ。(すっとぼけ)

本当いつからいたか知らないけど、俺が大声とか出したり、頑張れー!!とか言ってるの100%聞かれてるわけよ。もう恥ずかしくてさ。

それ以来、女児アニメ映画は絶対映画館に一人で行かない。と決めている。



今回のまとめ。と言っても一言で終わる。


映画館では例え客がいなくても、静かに。

これに限るのだ。

あと、俺みたいになりたくなかったら一人で女児アニメは一人で観に行かないほうがいい。

俺はこれ以降ちゃんと学習してプリキュア映画はレンタル視聴組だし、アイカツ劇場版はちゃんと知り合い誘って一緒に観にいったからね。ちゃんと学習して同じ失敗はしない俺って本当に偉いね。こういうとこも才能だよなぁ。

最後にプリキュアオールスターはどのシリーズも本当に素晴らしいよ。ストーリー的にはDX3がマジで名作。でもこういうクロスオーバー作品は最速で観るほうが絶対に楽しいから難しいとこ。

俺みたいに映画館で感極まって大声出さなければ、ぜひ映画館に脚を運んで観てほしい。


ではまた。

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