嫌なことからはさっさと逃げるのも時には大事って話

どうも、ジスさんです。


さて今回のテーマは、嫌な事からはさっさと逃げるのも時には大事って話。
という事で早速書いていきましょう。


おまいらは現在の生活に不満はあるだろうか。
不満がない人は素晴らしい。そのままの生活を維持できるように頑張ればいい。



しかしほとんどの人があらゆることに不満を持って生活しているのではなかろうか。

それはとても些細なことかもしれない。日常生活に関わる大きなことかもしれない。
それは俺は知らねえけど何かしら不満を持ち、その不満と共存しながら生活しているのではないだろうか。


今回はそんな不満の対処の仕方のひとつに”逃げる”という方法があるよって話。

もちろん嫌なこと全てから逃げていては人間は成長しない。

しかし時には逃げるという選択肢は、心を豊かにすることだってあるんだ。



俺の中学校の話を例に書いていこう。(唐突の昔語はっじまるよ〜)



俺は小学校3年生から剣道をやっていた。

と言っても、別に剣道がやりたかったわけではなく、マッマがどうしてもスポーツやってくれって言うもんだから仕方なくはじめた。


俺が当時観てたアニメのひとつで”彼氏彼女の事情”という作品があった。

監督がエヴァシリーズでお馴染みの庵野監督のやつね。あのアニメ後半の失速っぷりが半端なかったよね今思うと。


で、彼氏彼女の事情のメインキャラの一人に有馬君ってのがいるんだ。

有馬君めっちゃモテモテなんだ。

有馬君は剣道をやっているんだ。

剣道をやればモテるんだ。


よし、剣道にしよう。

という壊滅的に安直な理由で俺は習い事を剣道に決めた。

しかし本当に苦痛なんだよ。
面はいてーし籠手はくせーし疲れるし。そして何よりゴールデンタイムのアニメがリアルタイムで観れないという事が一番辛かった。

もちろん録画はしていくが、やっぱりリアルタイムで観たいわけよ。

剣道教室が水曜日と金曜日だったが、カードキャプターさくらとかウェブダイバーなどのアニメは剣道が終わって帰ってから録画したものを観るってのが日課だった。



そして何より苦痛なのが、俺が壊滅的に運動ができないということだ。

ちなみに過去一番健闘した戦績は、小学校6年生の時の市の大会で、1回戦で当たった小学校2年生の女の子に約40秒耐えて負けるという試合だ。

過去の大会では10秒も経たずに2本取られて瞬獄殺だったが、小学校2年生のメスガキ相手なら40秒も耐えることができたのだ。

結局は敗北したのだが、俺からすれば充分に健闘したと胸を張って言える試合だっただろう。

そして中学生になるわけだ。
俺の中学校では必ず何かしらの部活動に所属しなければならないという決まりがあった。


そして不幸な事に俺が通う中学校の部活動に剣道部があった。


親はもちろん剣道部入るよね?という期待の眼差しで俺を見てきた。
半強制的に剣道部に入部する事になった。


しかし中学校の部活動とはすごいもので。
平日は学校が終わったら毎日練習。土曜日も朝から練習があるのだ。


週に2回の練習でも地獄のようにかんじていたのに週6とかwwww
俺はスポーツなんかせずに、家でアニメ観たりエロゲしたりしたいねん。そんな貴重な時間を剣道なんかに取られてたまるか。


俺はこの事実を知った瞬間逃げる事を心に決めた。

結論から言うと中学の3年間、俺は一度も剣道部に所属はしていたが一度も行っていない。竹刀も一度も振ってない。振ってたのは自分の股間だけ。これはそんな俺の3年間に渡る逃走劇なのだ。

具体的な作戦としては、

・部活に行かない事。
・それを担任の先生や剣道部の顧問の先生に説得する事。
・そして親には俺が真面目に剣道に行っているとダマす事。


この3点がキーポイントだった。


部活に行かない事。

これはとても簡単だ。
学校が終わったら教室に残ってる生徒と適当に雑談して時間を潰したり、放課後図書室で読書したり、友だちの家で遊ぶ、もしくはゲーセンで遊んでそのまま部活に行ったフリして帰宅すればいいだけだった。


担任の先生や剣道部の顧問の先生を説得する事。

これが一番厄介だった。もちろん俺が部活に行かないとなると、担任や部活の顧問の先生は俺が部活に行っていない事実は明るみになる。
一年に一回、俺と親と担任の先生の三者面談というものがある。
ここで担任の先生が親に俺が部活に行ってない事を暴露されてはおしまいなのだ。
親の期待を裏切るわけにはいかないのだ。(行ってない時点で裏切ってるだろっていうツッコミはするなよな。)

考えに考えた結果、まずは顧問の先生から落としにかかる事にした。顧問の先生は剣道部とは別に”園芸部”という文科系の部活動の顧問もしていた。

園芸部とは週に1回集まり学校の花壇の花に水をやり、学校の花壇を綺麗にするというめちゃくちゃ緩い部活だ。

 ここで俺は

園芸部にも所属して、そちらで成果を出せば剣道部に行かず文句を言われる事はないのではなかろうか。
という考えに至ったのだ。

これが結果的に正解だった。
週に1回、園芸部の活動には本気で取り組んだ。
中学3年の頃には園芸部の部長にまで抜擢されたほどだ。

顧問の先生にはジスさん剣道部も来てね。経験者なんでしょ。
と何度か言われる事はあったが、園芸部の活動が楽しくてですねwwと適当に嘘をついておくだけで、俺が剣道部である事実を実質隠す事に成功したのだ。

これにより担任の先生にも、俺は園芸部の人。という認識をさせる事で三者面談でも部活動も頑張っています。という評価を言われたのを今でも覚えている。


親には俺が真面目に剣道に行っているとダマす事。

親には3年間剣道に真面目に行っていたと思われたかった。これは俺のちっぽけなプライドのようなものだ。
今になって思うと、俺は基本的に不真面目な人間なのに真面目な子と思われたい性格だったようだ。

平日は先ほど書いたプランと園芸部で時間を潰すという事を3年間続けていた。

問題なのは土曜日だ。
土曜日は部活動がある道場しか学校が空いていない。
つまり学校という敷地内に足を踏み入れた時点で部活に参加しなければならないのだ。


そこで俺が閃いたのは、古本屋で息を潜める。という作戦だ。

土曜の朝8時半に行ってきまーすとの声とともに、竹刀を担いで家を出る。
これにより親に俺は部活に行ったという事を認識させる。

まず学校の近くまでは行く。
これにより仮に親に後をつけられていたとしても、ちゃんと部活に行っていると思わせるためだ。

学校の入口直前でUターン。そこから極力人に合わないように裏道を通りながら近所の古本屋に向かう。 山口県のまぁまぁ田舎なので人に合う事はほぼなかった。

古本屋のオープンが10時からだったので、10時までひたすら古本屋の裏口で待機。
耐える。とにかく耐える。当時携帯も持ってなかった俺はひたすら息を潜める。

古本屋がオープンしたらすぐ入る。

ここまで来ればウイニングラン。古本屋でひたすら漫画を立ち読みし、部活が終わるであろう時間帯になったら古本屋を出て家に帰るだけだ。あとは親に今日の練習疲れたー。とか適当に言っておけばいいのだ。

もちろん夏は汗をかく。
部活をしたら汗をかくに決まっているのだ。
しかし俺はかいていない。なぜなら古本屋にいるから。

これでは怪しまれると思い、夏場はちょっと早めに古本屋を出て、近所の公園でランニングをして汗だくになって家に帰っていた。



これを俺は3年間毎週続けた。

あまり口数の少ない母親だ。ひょっとしたら親にはバレていたかもしれない。
しかし俺は3年間剣道部に一度も行っていないという称号を勝ち取った事になる。
これは部活動に3年間真面目に行った人は絶対に手に入る事はない特別な称号なのだ。

 俺はこの称号を誇りに思っている。
以上が俺の中学時代3年間逃げ続けた話だ。


この話で俺が言いたい事は、ただ闇雲に嫌な事から逃げているわけではないという事。
まぁ当時の俺はただ闇雲に逃げていただけなんだが、今思えば意味があったなぁとか勝手にいいように解釈している。

俺は中学時代の3年間。
部活に行きたくないという思考からどういう行動を取って、その結果どうなるか。そして親にバレた時の逃げ口も考えていた。

人間生きていくと嫌な事ってのは何度も訪れる。基本的に逃げずに立ち向かう事で人間は成長して屈強な精神を持つことができるが、人間には合う事、合わない事がある。

どうしても合わない事があった場合は逃げるってのも案外悪い選択肢ではない。

大丈夫。人生なんとかなるから。

もちろんただ闇雲に逃げるのでは意味がない。逃げる事によって得るもの、失う代償やリスクをきちんと考え整理した上で逃げる事だ。そして俺が園芸部に逃口を作ったように何か別の部分に自分の存在感を出しておく事も大事だ。

考える事で何かしらの成長はあるはず。

その成長がいい方向か悪い方向かは人次第だけどね。当たり前だけど例えば犯罪を犯したけど逃げる。みたいな外道的な逃げは論外ね。嫌な事から逃げるのと、悪い事をしたから逃げるのは意味が違うからね。まぁ俺の読者は利口だからそんな常識わかるよね。

とは言ったけど、基本はやっぱ困難に立ち向かう事のほうが得るものは多いのは明らかで。
俺が逃げ続けた事って今思うと中学校の部活くらいな気がするし。
いや、大学辞めたのも前の会社辞めたのもよく考えたら逃げてるわ。

やはり俺は基本逃げの思考の人間らしい。
みんなはこんな大人になっちゃダメだぞ(はぁと

ではまた。

次回の記事も全力で読め!そして感じろ!!じゃあの!!!

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