どうも、ジスさんです。
さて今回のテーマは、俺がリコーダーの魔術師だった時の話。
ということで早速書いていきましょう。
タイトルだけ見ると、ついにこいつ気でも狂うたんかって思う人もいるかもしれませんが、どうか安心してください。気は最初から狂っています。
早速ですが、皆さんは『悪の華』という作品をご存知でしょうか。
押見修造氏が別冊少年マガジンで連載していた漫画で、思春期時代の恋愛、葛藤、人間関係を独特な表現で描いた作品です。
ロトスコープという特殊な技法を用いてアニメ化もされましたが、アニメ版は結構評判よくなかったですね。俺は結構好きでしたけど。
今年の秋には実写映画化される予定ですので、そちらも地味に楽しみです。
で、この作品の主人公の”春日君”はクラスで一番の美少女である”佐伯さん”という女子の事が好きなのです。
春日君は、佐伯さんと話したくてもなかなか話せないという要するにシャイボーイなわけです。
そこで春日君は放課後に誰もいない教室で佐伯さんの体操服を発見し、体操服の匂いを嗅ぐわけですね。その瞬間をクラスで一番の問題児の女子である”仲村さん”に見られてしまい、そこから物語は動き出します。
この記事、別に悪の華を紹介する記事ではないので紹介はこのへんにしときます。
気になる人はブックオフかなんかで立ち読みでもしてみてください。
で、ここで皆に質問です。
皆さんは春日君のような行動を取る人をどう思いますか?
もしくは皆さんはこのような行動をした事はありますか?
というのが今回の本題。
もちろん純粋に気持ち悪い、と思う人もいると思いますが、断言できるのは
思春期時代、このような行動を取りたいと思う気持ちは誰でもあること。
ごくごく当たり前の心理状況だと思うのです。
この春日君のような行動を素直に気持ち悪いと思う人は、思春期時代に本当楽しい日々を過ごしてきた人で、今でいうリア充ってやつです。俺とは真逆の人間。はぁ〜ん羨ましい。
俗に言うリア充と呼ばれてる人は別に、わざわざそんな事しなくても女の子の体操服なんていくらでも嗅げるじゃないですか。体操服嗅ぐ以上の事ももちろん可能じゃないですか。
俺は今でこそ誰もが認めるイケメンですので別に困ってはいないですが、大学に入学するまでは体重が今の倍ある激デブだったので恋愛とは程遠い人生を送ってましたね。
中学高校時代も現実の女の子に興味ないことはなかったですが、別に特定の好きな人はいなかったですし、アニメ観たりゲームする方が好きな人間でした。
ただ、小学生の頃は俺にも現実に好きな女の子がいました。
まぁ小学生の頃の恋愛なんて所詮おままごとなので可愛いものですが、当時の俺はピュアなもので、好きだった”金田さん”のことを目で追ったり、席替えの時に近くにならないかなぁと思ってたものです。
当時から超シャイボーイだった俺はもちろん金田さんに話しかけることはできず、毎晩家に帰って金田さんをズリネタにする。というのが日課で悶々とした日々を送ってました。
そんなハイパー純情ボーイの俺はある日の放課後、日直かなんかで俺が最後まで教室に残った時に、Aさんの机を何気なしに見たらとある物を発見しました。
金田さんのリコーダーである。
駄目だ駄目だ、とは思っていた。
しかし駄目だと思った0.2秒後には金田さんのリコーダーをベロッベロに舐め尽くしていた。リコーダーの穴という穴を全て俺の唾液で汚してやった。
金田さんの全身を舐めたような錯覚。
興奮しすぎて頭がおかしくなりそうだったのを今でも覚えている。
次の日の音楽の授業。
金田さんが俺の唾液で汚れに汚れたリコーダーを何食わぬ顔で咥えてるのを見てさらに大興奮!!!!!!
おいwwww金田さんwwww知らねえだろwwwwwそのリコーダーwwww実は俺がベッロベロに舐め尽くしてま〜すwwwwwwwはい!ww関節キッスwwww関節キッスwwwwww
と、俺の脳内のハッピーな妖精さんたちが大合唱。
金田さんが俺が舐め尽くしたリコーダーを咥えている。
これはもうフェラチオである。
なぜ音楽の授業で俺一人だけ保健体育の授業をおこなっているのだろうか。
この最高の快感行為に味をしめた俺は、次のステップへと行動をうつす。
小学校というのは当たり前ですが集団行動です。
集団行動をしていると当然気にくわない。要するにムカつくやつも出てくるわけです。俺は当時からスポーツが出来るだけでクラスのリーダー的な存在のやつが大嫌いでした。
俺は別の日の放課後、そのクラスの嫌いな男子のリコーダーの咥える部分をクラスで一番ブスだった女子のリコーダーと交換してやった。
次の日の音楽の授業は、それはそれは愉快な時間。
金田さんは俺の唾液まみれのリコーダーを普通の顔して咥えてると同時に、クラスのウザいあの男子はブスのリコーダーを何食わぬ顔して咥えてるわけだ。
この日からクラスを裏で支配してるのはこの俺だった。
その日から俺の放課後のリコーダー操作の日々がはじまりました。
特に用もないのに放課後無駄に教室に残り、誰もいなくなってから俺だけのハッピータイムスタートである。
あの女、俺に文句言ってきやがった!絶対許さねえ・・・。
その女のリコーダーと、”クラスで一番ブッサイクなあだ名が歯肉炎だったやつ”のリコーダーを交換。
あいつ今日算数の時間に発表して、先生に褒められてたな。ムカつくぜ!!
その男のリコーダーと、クラスで一番ブスのリコーダーを交換。
クラスのあいつ、今日俺に給食の時間に牛乳くれたな。嬉しい。お前には褒美をやろう。
その男のリコーダーと、その男が好きだと言っていた女子のリコーダーを交換。
そして待ちに待った音楽の授業の時間!!
祭りが始まるわけです!
そう、この俺だけが知る最高に楽しい祭りが・・・。
さぁおまえら!!!リコーダーを咥えろ!!!!!踊れ踊れ!!!!俺の手の平で〜!!!!!!!!
クラスの大半のリコーダーは俺の手によって操作され、もうクラスの大半が音楽の時間に擬似フェラチオをしているのです。
クラスメイトにとっては普通の音楽の授業。でも俺にとっては音楽の授業は酒池肉林の大乱交パーティなのだ!!
愉快でしょうがなかったです。
このような手順を、俺は結局小学校卒業までずっと続けました。
あの頃の俺は本当に輝いてました。
クラスメイトが知らない間にクラス全員のリコーダーを俺が操作してる。
俺に操作できないリコーダーなどこの世には存在しない。
裏でこのクラスを仕切っているのは、俺以外の何者でもないのだ。
一番リコーダーを変えられたであろうクラスで一番のブスのリコーダーは、最終的にはだれが持っているのかすらわからない状況でした。
その時俺は悟るわけだ。
俺がリコーダーの魔術師だ。
最後に。
小学6年の頃の通信簿は音楽だけ評価5でした。