どうも、ジスさんです。
毎期恒例のアニメ個人的総評のお時間です。久々にブログ更新したかと思えば、既に5月も終わりを迎えようとしてるのに冬アニメのまとめを今更投稿でございます。許してちょ。
今回は2023年冬アニメです。
※個人的な感想なので苦情等は一切受け付けません。
2023年3月に終わった作品で俺が追ってた作品のみを抜粋しています。
ゆえに途中で放送延期になった『NieR』とか『あやかしトライアングル』は対象外。
一応10点満点でつけてて9点以上で名作。
8点以上で非常に楽しく視聴できた。
7点以上でまぁまぁ楽しく視聴できた。
くらいの基準で勝手に点数つけてますが、まぁまぁ適当です。
総評
正直微妙
もちろん今期の中でも個人的に面白い作品はいくつかあったんだけど、トータルで考えるとそれなりの本数あったわりに不作と言っていい期だったかもしれない。
というか途中まで放送して放送延期になる作品が結構目立ってきた気がする。
アニメ業界もスケジュールとか色々厳しいのだろう。ただ中途半端なクオリティで完走するくらいなら時間かけてもいいからスタッフの熱がこもった作品に仕上げて視聴したい勢なので延期は個人的に賛成派ではある。
ただ面白かった作品はとことん楽しめたのでよし。
春アニメも個人的にそんなに期待している作品はないのでまったり楽しむにはいい時期なのかもしれない。
では個別評価。
『艦これ』 いつかあの海で

5.5点/10点
艦これシリーズの新作。時雨を主人公にして1944年の太平洋戦争をベースに艦むす達が新たな物語を描く。
完全にやっちまった感
俺は艦これ自体はそこまでハマったコンテンツでもなくブラウザゲームは未プレイ。ゲーセンのゲームは友人がやっているのを横で観ながら一緒に楽しんでいた勢。前回のアニメと劇場版は観たくらいなんだけど、今回の作品、艦これファンの人がどういう感想を抱くのかが気になる。
正直これ悪い意味でヤバすぎないですかね?前作も別に面白かったわけじゃないけど今作はヤバイ。
こちらの作品、去年の11月から放送されてたんだけど先にも述べたとおり途中で放送延期になった作品でようやく最終話まで放送された作品である。
延期は全然いい。
ただ全てにおいて誉める部分がなさすぎる。
ストーリー自体はもちろん全体的に暗めになるんだけど、テンポが悪すぎる。
テンポも悪いのに全8話でまとめられる内容じゃないから終わっても結局何がしたいのかさっぱりわからん。後半超駆け足であんな感じで無理やり終わったし、スタッフが逃げ出したんじゃないかと疑いたくなるような出来。
せめて1クール分しっかりあったなら感想はちょっと変わったかもしれないけど、どっちみち結局ヤバかったアニメって評価されそう。
強いて言うなら、龍玄とし大先生が歌うOPは初見で笑っちゃったし作中のBGMは結構いいなって思ったけどただそれだけ。期待していただけに非常に残念。艦これにわかの俺がこんな感想しか出てこないんだから、艦これガチ勢は発狂してそう。
Buddy Daddies

8点/10点
殺し屋である来栖一騎と諏訪零がクリスマスの日に依頼を遂行中、突如パパを捜していた4歳の幼女ミリと出会う。後に実は自分の子だということが発覚し3人で共同生活をする話。
圧倒的今期No1作品。
監督に浅井義之、ストーリーはエロゲではもはやお馴染みになりつつある下倉バイオ。音楽は原宿系おしゃれアニソンおじさん北川勝利。制作はPA WORKS。
放送前から圧倒的な豪華制作陣に面白くないわけないやろって思ってたんだけど、やっぱりめっちゃ面白かったね。
殺し屋3割+子育て7割くらいの割合で話は進行していく。なんだかんだでミリのこと溺愛してる二人が仕事になったらバッタバッタ殺していく爽快感とオフ時の子育て、というギャップが観てて非常に面白いというか自然に共感移入していくというか。
本作のテーマは”成長”で、子どもの成長だけでなく人間皆日々成長し、考え方が変わっていくっていう当たり前のことを再認識させられる。
序盤は劣化版スパイファミリーとか言われてたんだけど、全然違う。別に比較するものでもないけど個人的にはスパイファミリーより断然好き。
ただアクションシーンは至って普通でアクションがすげぇ!!とはならない。
ミリ可愛いよミリ。
アルスの巨獣

6点/10点
巨獣狩りで日銭を稼ぐジイロが、何者かに追われる少女クウミと出会い、彼女を救うべく立ち向かうバトルアニメ。
二つ名システムでキャラの特性を活かしたりストーリーが面白くなるように工夫されてる点は個人的には結構評価できるんだけど、それにしても後半のストーリーが面白くなかった。
いや、面白くなかったというか何も解決してないまま終わってしまって評価できないと言ったほうが正しいか。めっちゃ2期ありそうなかんじで終わったけど最後に『完』って表記されたから終わったらしいです、はい。
ベタなストーリー展開ではあるんだけど、俺はこのちょっと昔を彷彿とさせるアニメは結構好きで、割と楽しみに視聴してたんだけどとにかく終わり方が残念すぎる。
ちゃんと伏線回収して綺麗に終わらせてくれれば俺くらいの年齢層の人は結構面白かったって言う人多いんじゃないかなって思うだけに残念すぎる。ほぼ打ち切りじゃんこれ。
続きOVAとか劇場版で仮に出したとしても観に行くか非常に疑問でもあるが、どうにかして続き出してくれませんかね。
スパイ教室

6点/10点
世界大戦終結後、各国は多くの負傷者が出た戦争を目の当たりにして『戦争はコスパが悪い』と認識。戦争がなくなったかと思いきや、影ではスパイたちによる情報戦による戦争が繰り広げられている。と言った内容の作品。
原作は知りません。
キャラ萌えアニメとしては良作ではあるが、スパイアニメとして観ると面白くない。
キャラはめっちゃ可愛いし、最終回の数話前からの展開は別に悪くないんだけど、全体的にストーリーが薄っぺらい。申し訳ない程度のスパイ要素みたいなのはあるけど、結局はキャラ萌えアニメ。っていうかスパイである必要あります??
夏から2期が放送予定らしいので2期では最終回直前のような展開が続けばそこそこ面白い作品として落ち着くかもしれない。頼んますよ本当に。
イジらないで、長瀞さん 2nd Attack

7.5点/10点
待ってたぜ、長瀞さんの2期でございます。
相変わらずの長瀞さん。完全性癖どストライク。
以前も記事で書いたとおり、長瀞さんという作品の性癖にバチクソ刺さった人間ゆえ2期も非常に楽しく視聴できた。前半はいつもの長瀞さんと先輩の絡みだが、後半は長瀞さんが1期以上にわかりやすくデレてきたね。そういった意味でも特殊な関係の先輩と長瀞さんの不思議な関係がちょっとづつ進展していったと言っていいだろう。
ただ言ってしまえば1期と同じ長瀞さんなので、良くも悪くも評価は分かれるだろうね。俺は大好きだったけど1期とは別軸の二人を観たかったって気持ちもちょっとだけある。ちょっとだけね。
刺さる人には刺さる作品。
ノケモノたちの夜

6点/10点
19世紀末のロンドンが舞台で、悪魔のマルバスが自分の姿を見ることができる少女ウィステリアと出会い、退屈しのぎに夜な夜な彼女と話をするようになり、共に生きる契約を交わして暮らしていくストーリー。
特段語ることのない全然面白くないアニメ。
キャラとかは結構魅力的で面白くなりそうな話だなあって前半はちょっとだけ期待してたんだけど、なんか後半バトルものアニメになってきたしこれじゃない感しかない。ちゃんと観たのに結局なんの感情も抱かない負の意味で珍しい作品ではある。
マルバスはかっこいい。それだけ。
虚構推理 Season2

7点/10点
“怪異”たちが引き起こす特殊な事件に琴子たちが【虚構】で解決していくアニメの第二期。
普通に面白かったね。あんだけ微妙だった1期を耐えて全部視聴し2期に辿りつけた皆さまおめでとうございますってかんじで。
1期が鋼人七瀬にほとんど尺使う+シンプルに糞つまらんことが原因で視聴辞めた勢がほとんどだったと思うんだけど、前回の反省を生かしてか、2期ではいろんな話をテンポよく物語にしているので観てて飽きがこない。
アニメを観ながらアニメキャラや俺たちが推理していく点では本当に作品に釘付けになってしまう。名探偵コナンや金田一しかり推理系アニメは基本集中して観ちゃうよね。
そして雪女が可愛い。これはガチ。
お兄ちゃんはおしまい!

6.5点/10点
エロゲが趣味のひきこもりニートのまひろ君が、”お兄ちゃん改造計画”として女子中学生になる薬を妹に飲まされ中学生の女の子になってしまう話。
性転換系の作品は今まで何本かあるんだけど、良くも悪くも普通。女の子の生活(生理とか)の表現が妙にリアル。結構放送前は期待していた作品ではあるんだけどね。
お兄ちゃん改造計画として更生させたいはずなのに、ひきこもりニートになった原因が出来が良すぎる妹へのコンプレックスからとわかってから、更生より妹との日常だったり妹との愛を深めるってのが根底に出てきているため、ひきこもり更生アニメというよりも百合アニメに近い展開になってきているのが個人的に残念な部分というか。
結局は何も考えず、のほほんとした女子の日常を描いている作品だったので絵の雰囲気が合って百合好きな層は楽しめそう。個人的にラストの展開は結構好きではあったんだけど、もう少し全体を通してどうにかできなかったもんかね。
シュガーアップル・フェアリーテイル

6.5点/10点
砂糖菓子が幸せをもたらすとされている世界で、一流の銀砂糖師(砂糖菓子職人)になるため主人公のアンが成長していく作品。
結局何がしたいかよくわからない作品。銀砂糖師になるために切磋琢磨するはずなのに、結局妖精や美少年たちと戯れているだけ。
というかアンちゃん不遇すぎやろ…
作画はめっちゃ綺麗なファンタジー作品なんだけど、ファンタジー系とは思えないような人間の汚い部分をこれまでかってほどに演出してる。登場人物がだいたいヤバすぎる。
女の子が強くなっていくという成長物語を見せたいのかもしれないけど、最後の最後までかわいそう。
7月から2期とのことなので、アンちゃんには本当に頑張ってほしい。
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

6.5点/10点
主人公の隣の部屋に住んでる『天使様』こと真昼に傘を貸すところ始まる恋愛アニメ。
至って普通の恋愛アニメ。
お互い好きなのに好きって言えないドキマギ感をずっと観てるんだけど、こういうのにキュンキュンする層は一定数いるはずなので、そういう人には刺さる。
恋愛アニメとしては後半の急ぎ足展開は別として、普通に王道系なので安心感はある。しかし後半とか、『いや、もうお互い好きってわかるやろ??』って展開が多くまぁまぁイライラする。
これは俺が心の汚れたおっさんだからである。
心の汚れた俺のようなおっさんには、この手のアニメが耐えられなくなってきた感ある。中学生の頃の俺が観てたらめっちゃハマってそう。
HIGH CARD

7点/10点
世界中に散りばめられたトランプに秘められてる能力を駆使して戦うバトルアニメ。
割と今期のダークホースだと思っている。個人的にはまぁまぁ面白かった。
ただ結構多くの人が戦闘の末死ぬんだけど、ギャグとノリに全振りしてるので緊張感がないというか死に対する演出が安っぽい。まぁ別にいいんだけど。
内容としては緊張感のないオシャレなドラゴンボール。
特殊なトランプの能力を使って戦うっていうコンセプトはすっげえ面白かったしキャラデザとかは好きだっただけにもう少しどうにかならないのかねと思いながら観てたんだが、結果はそこそこ面白かったというよくわからん作品。
2期制作決定しているとのことで結構楽しみにしてる。あと音泉でやってるHIGH CARD RADIOが地味に面白い。
大雪海のカイナ

7点/10点
ほとんど崩壊している世界。軌道樹っていうデカい木でかろうじて暮らせるくらい世界は危機が迫っており、主人公の少年カイナと少女リリハが絶滅しかけている世界を変える話。
巷でナウシカとかラピュタとか言われてるやつ。ただそれも納得ではある。
前半は正直クッソ面白い。前半だけなら今期No1まである。
世界が崩壊してる雰囲気とか、終焉感を漂わせた描写とかが非常にうまくSF系アニメ好きとしてはワクワク感が止まらない。
ただ後半からようわからん展開になるしめっちゃ中途半端に終わるしですげぇ残念な気持ち。ところどころ明らかにナウシカやラピュタを彷彿とさせる描写でちょっと笑ってしまう。
しかし10月に劇場版が決まっている。ここで完結させてほしい。
劇場版を観終えて完結したら、もしかしたら2023年トップアニメにまで上り詰めるポテンシャルはあると思ってる。とにもかくにも劇場版めっちゃ楽しみ。
どうでもいいあとがき
というわけで今期観ていたアニメたちの総評でございました。
春アニメも現在6話あたりを放送中であるが、実際どうよって感じの作品が多くてモヤモヤした感じが続いている。
ただ推しの子はめっちゃ面白いね。6話で実際のあれを明らかに模倣した描写で、実際の親御さん出てきて炎上中だけどやはり賛否両論ある様子。
個人的には実際の被害者の親御さんからしたらたまったもんじゃないと思うんだけど、再発防止って意味とアニメでの表現ってとこでは俺はやってよかったんじゃないかって思うんだけどね。
皆さんの今期おススメ等も教えていただきたいところ。
それではまた。