どうも、ジスさんです。
ついにアニメ“ダイの大冒険”が終わってしまった。
第三者の不正アクセスが原因で途中少し延期も挟んだが、2年間毎週のようにテレビの前に食らいつき観ていた。とても楽しい時間だった。
そして終わってしまった今、俺は来週からいったい何を楽しみに土曜日の朝を過ごせばいいのだろう。
悲しい。とても悲しい。I’m so sad.
心の底から面白いと思ったアニメや映画が終わった際やゲームをクリアした際に訪れる感情は、いつも”面白かった”という満足感で終わりではなく、そこから先にある“心地よい虚無感が来る作品”。
これが所謂本当の名作なのではないかと勝手に思っている。
毎期毎期、いい歳して膨大な量のアニメ作品を観続けてはや32年。
俺がアニメを観て本当に得たいもの。
それは”面白かった””面白くなかった”という説明できる作品ではなく、”面白かった”のは当たり前として、なぜ面白かったのかが感極まって言葉でうまく説明できず頭が真っ白になっている状況。
そして真っ白になった頭を整理しようとすればするほど余計にわからなくなり、脳みそが疲れてからしばらくしてから訪れる“心地よい虚無感”
これだ。
さて、前置きが長くなったが今回はタイトルのとおり久々に“心地よい虚無感”を感じることのできた作品であり、ダイの大冒険チョコが出た時に俺の主食をウエハースにした主犯である”ダイの大冒険”が無事最終回を迎えたのでここに感謝の意を伝えたく。(誰に伝えたいかは知らんけど)
極力ネタバレとかはないように書きます。
DRAGON QUEST ダイの大冒険
1989年から1996年までジャンプで連載してた漫画で、設定等は”ドラクエ”を元にしているドラクエのスピンオフ作品のひとつ。
モンスターたちと一緒にデルムリン島で暮らすダイが、ひょんなことから大魔王バーンを討伐するために仲間たちと共に旅しながら成長していく王道作品。
1991年に一回アニメ化してるんだけど、全体の3割くらいのとこで終わったため今回の通称2020年版は最後までしっかりやってくれただけですでに嬉しい。
俺自身ダイの大冒険に触れたのは原作終了した小学生の時。
友だちの家の手にあったコミック読んでからハマった口で、その後レンタルビデオ屋でビデオ借りてアニメ観てたタイプ。
そんなダイの大冒険が2020年に新アニメとして戻ってきたわけだ。本当にうれしい。
ちなみに全然ダイの大冒険関係ないけど”勇者アベル伝説”もドラクエのスピンオフアニメとしては面白いよ。モコモコが大好きでね当時。
夢を信じては名曲。
2020年版ダイの大冒険、ただただ素晴らしい
ここまで散々書いてるけど本当にダイの大冒険のアニメはよかった。
残念だなって思った部分が本当見つからない。
演出
俺たちが求めてたのはこれだ感。
キャラの登場の仕方とかも、登場したキャラがめっちゃ映えるようなカメラワークというか描き方がいちいちかっこよすぎるのよね。
新規の人はもちろんなんだけど、原作知ってる人でも感心する演出だったり、観てる人全員がテレビの前で釘付けになるようにする見せ方が本当にすごい。
もちろん戦闘などのアクションシーンも圧巻。迫力がエグい。
特に強敵戦での戦闘シーンはマジですごい。バラン戦とか気合い入りすぎててウンコ漏らしたわ。
作画
上でもちょっと書いたけど戦闘シーンの作画はネットでも数多の人が言ってたけど本当に“神作画”
戦闘シーン以外でも所謂作画崩れとかはなくて、細部までのこだわりを感じる。
ストーリー
ストーリーは本当に原作どおり終始進んでくれたのでもちろん文句のつけどころがない。しっかり熱くなれてしっかり泣ける。
一言で言ってしまえば“超王道少年漫画展開”ではあるんだけど、それ一言では決して済ますことができない伏線の張り方や熱い展開でもう毎回本当に面白い。
登場キャラクターも全員魅力的なキャラすぎてね。各キャラについてそれぞれ一時間づつ語りたいくらいである。今回の声優陣のキャスティングも最高。久々に本気の子安を聴いたわ。
この歳になってわかるんだけど、マジでハドラーいいよな。本当中間管理職ってかんじで。
ダイの大冒険で一番好きなキャラになっちまったよ。
音楽
OP曲は1回変わって、ED曲は3回変わってるんだけど、個人的にダントツで初代の”生きるをする”と”mother”がいいね。
おじさん流行の曲全然知らんけどダイ大が始まってからいい歳してマカえんの曲ほとんど全部知ってるくらいファンになっちゃったよ。罪深いぜダイの大冒険。
初代OPだった”生きるをする”とかタイトルの時点でエモエモのエモだし、歌全体を通して全力で何かに頑張る自分自身を客観視して応援してる的な感じですげぇ前向きになれる感がね。いいよね。
ていうかマカえんの曲全部に言えるけど歌詞の言葉選びのセンス最高なんよな。
で、マカえんの紹介がしたいわけじゃなくてダイ大の主題歌の話でね。
もちろんどの曲もよかったんだけど、一番曲の疾走感と歌詞と映像とダイ大の物語にあってたのが初代OPなわけよね個人的に。
スタッフ陣に心の底からありがとうを伝えたい
本当絶賛しまくってんだけど、ダイ大の制作に関わったスタッフ陣全体が本当にいいアニメを作りたいっていう熱量が観てて伝わってくるのよ。
いやこれマジで。
本当に細部までとことんこだわって観てる人全員を楽しませたい感が観てたら伝わってくるというかね。
もうただただ『ありがとう』と伝えたい。
ダイ大アニメの唯一ダメだった点といえば、土曜日の午前は何よりもダイ大アニメを最優先事項にしてたから仕事やその他の用事を全部キャンセルし、リアルの人間関係や友情関係に多少ヒビが入ったことくらいである(自業自得)
本当にスタッフ陣の方2年間お疲れ様でした。
この記事にて感謝の意を示します。
さて、ダイ大が終わってしまい毎週の土曜日の朝の予定がなくなってしまった今・・・おまいらは来週から土曜日の朝をどう過ごすんだ??よかったら俺に教えておくれよ。