どうも、ジスさんです。
すでに旬は過ぎている情報なのはお察しだけど、先日衝撃的なニュースが俺の元に舞い込んできてブログをかかざるを得ない状況へと追い込まれた。
あのエロゲメーカー”戯画”開発販売終了！！！？？？？？
令和始まって以来の衝撃かもしれない。
戯画のエロゲは本当に大好きで多くの作品をプレイしてるだけに非常に残念な気持ちではある。
それと同時に長い間エロゲ業界を支えてくれて、たくさんの名作や迷作を出してくれてありがとうと感謝の気持ちを伝えたいと思いこの記事を書いている。
エロゲなんて知らねえよっていう諸君、そして戯画を愛している諸君多くのエロゲユーザーの諸君。一緒に懐かしみながら戯画の思い出を語ろうではないか。
戯画
大阪に拠点を置くゲームメーカー、株式会社エンターグラムのエロゲ部署。
エンターグラムってなんだよっておっさんはTGLって言えばピンとくる人もいるかもね。
1993年にヴァリアブルジオ発売と同時に産声をあげた戯画。
実に30年の歴史が今幕を閉じようとしていると考えると非常に感慨深いと同時に、マジでエロゲ業界が終焉を迎えているのでは？と、いちエロゲユーザーの僕は恐怖に怯える毎日である。
新作発表でツイッターのトレンドにあがるレベルのゆずソフトさん、エロゲ業界の未来はあなた方に託されています。
続いて個人的主観も交えて戯画が誇る人気ゲームシリーズを振り返ってみよう。
BALDRシリーズ
戯画を語る上でこのゲームはかかせないよね。
どのシリーズもエロゲにSFロボットアクション要素を組み合わせて、道中で武器を強化して戦う爽快アクションが魅力的で非常に人気シリーズだった。
シナリオもBALDR BULLET以外はめちゃくちゃ面白く王道アクション漫画を読んでいるようなワクワク感にマウスクリックする手が止まらない。
スピンオフも含めたら20個くらいある大作シリーズで、実際俺も装甲姫バルフィスとBALDR SKY DiveX、zeroと新作のBALDR BRINGERシリーズだけ未プレイなんだけど、基本的にどのシリーズから初めてもオッケー。
未プレイの方はこの際気になる作品からプレイして、ぜひBALDRシリーズの魅力に浸ってほしい。
あ、ちなみに一番好きなのは言わずもがなBALDR FORCEです。エロゲ語り記事でも書いたね昔。
バチェラが可愛くてね本当に。でもアニメ版のバチェラは何か違う。EXEのバルド地獄とか学校サボって朝から晩まで死ぬほどやってたわ。
カラフルシリーズ
カラフルキッス→12人の妹
カラフルハート→12人の婚約者
カラフルウィッシュ→12人の魔女っ子
上記3作品の個性豊かな12人、3作合わせて合計36人のキャラとそれぞれ恋愛していくエロゲ。
は？
曲だけはめっちゃ有名だし、カラフルキッスはめっちゃ売れたらしいのにエロゲ自体をプレイした人今まで身内で俺以外出会ったことがない。
実際、超絶劣化版シスプリにエロ要素を足した程度の内容。
攻略対象キャラが平均5人程度のエロゲが大多数を占める中、攻略キャラを12人という大増量したせいでマジで内容が薄すぎて感情移入ができない。
一応各章でメインキャラが分かれてる構成なので、一人のキャラの攻略してる時に個別ルート以外ほぼスキップという作業状態を回避できるようにしてるんだけど、結局は一人一人のキャラへのルートが短いのでスープがお湯のラーメンを食べている感覚。
もっと己が作り出したキャラを愛したらんかい！！！
なのでぶっちゃけゲームはやらなくていいです。
【カラフルキッス発売前に公式HPでOPムービー観た俺】
「は？KOTOKO最高すぎかよｗｗｗｗこんなん絶対買いや！しかも攻略対象12人！シスプリや！シスプリだいちゅきな僕にとっては至高の作品ｗｗｗこれは買いしかないｗｗｗｗ」
【カラフルキッス発売日に買ってプレイ後の俺】
「やべぇ…これクソゲーじゃん…でも曲だけは最高じゃん…すっげぇモヤモヤする…」
【まさかの2作目、カラフルハートが発表された時の俺】
「クソゲーってわかってるのにやっぱ曲は最高じゃん…」
【サントラ目当てでカラフルハート発売日に買ってプレイ後の俺】
「やっぱクソゲーじゃん…」
【誰も待っていなかった3作目、カラフルウィッシュが発表された時の俺】
「どうせクソゲーってわかってるのにやっぱ今回も曲は最高じゃん…」
【サントラ目当てでカラフルウィッシュ発売日に買ってプレイ後の俺】
「やっぱクソゲーじゃん…」
っていうループ状態突入してた人って俺以外に何人くらいいるのか気になる。
KOTOKOが歌う電波曲を永遠にループして脳を溶かそう。
ただカラフルハートのまなかだけはマジで可愛いよ。ボクっ子キャラ史上で一番可愛かったまであるね。
ねこにゃん＋丸戸史明with企画屋シリーズ
ねこにゃん＋丸戸史明のハイパーアルティメット最強コンビの作品シリーズ。
アミューズメントパークを舞台にした『Ripple』
メイドカフェを舞台にした『ショコラ』と『パルフェ』
田舎の学園を舞台にした『この青空に約束を』
上記4作品からなる。
シナリオに関してはもはや言う必要もない。今や天下の丸戸史明。面白さは保証付き。
どの作品もそれぞれの世界観とマッチしてて読んでて非常に面白いしめっちゃ切ない。
メタ発言がちょいちょい出てくるから発売順にプレイしたほうが一層楽しめるんだけど、やってないにしても面白く、笑いあり涙あり癒しありで最高。
THEエロゲ。エロゲの教科書。と言ったかんじでエロゲ初心者の人も安心してプレイできる。
どの作品もめっちゃ好きなんだけど、中でもダントツで『この青空に約束を』が好きで、前のエロゲ語り記事でも書いたんだけどラストの卒業式のシーンは”笑いながら泣く”という貴重な経験をさせてもらった思い出深いゲームでもある。
アニメ化はいったいいつなんですかね(すっとぼけ)
2018年に戯画ロイヤルスウィートコレクションっていう上記4点に加えてシュクレっていうファンディスクも入れたセットが発売されてるけど地味にプレ値ついててワロタ。
ロイヤルスゥイートコレクションではRippleのバグは修正されてんの？
あと最近はアニメの脚本も務めてる丸戸史明だけど、クラクラしかり、冴えカノしかり、Engage Kissしかり、やっぱり丸戸シナリオだなぁってわかっちゃうくらいに丸戸大好きなのでこれからも応援してます。
○○キスシリーズ
現実世界の身近にいそうな女の子がコンセプトの学園もの恋愛エロゲシリーズ。
気づけばキスシリーズ、10作品くらい出てるみたいでBALDRシリーズに続き戯画が誇る一流シリーズに名を馳せたんだなぁってこれ書きながら思ってる。
で、マジで申し訳ないんだけど、キスシリーズはホチキスしかやってないクソニワカだから詳しいことは書けないんだよな。
しかも全然面白くなかったし。よくも悪くも平均というか。キャラデザとかCGとかRitaが歌うOPめっちゃよかったんだけどねぇ。
ていうか、スマホ版含めめっちゃ移植されてた気がするんだけど移植するほどの作品でもない気がするんだけど。
ただ某お店で働いてた時、キスシリーズどれもかなり高値で値付けして回転してたから人気作品なことは間違いない。
まだまだあるぞ！戯画の個人的名作迷作たち
上記で記載したように戯画はいろんなシリーズものエロゲを作っているんだけど、それ以外にも単発ものも多く発売している。
長年の歴史の中にはたくさんのエロゲが詰まっている。
続いて単発もので個人的に特に思い出深い作品を抜粋して語っていくぞ。
デュエルセイヴァー
上記にも記載したTEAM BALDRHEADの作品。
エロゲ語り記事でも書いたけど俺が戯画の中で一番好きな作品。
簡単アクションで溢れ出る爽快感。
シナリオも超王道ファンタジーなんだけど、めっちゃ面白い。デュエルセイヴァージャスティスにて追加されたハーレムルートも最高にいいシナリオ。
クリア後のやり込み要素もあり、一本満足バー。
基本ツンデレキャラって嫌いなんだけどなぜかリリィシアフィールドだけはめちゃくちゃ好きなキャラなんだよね。
当時やってたブログで当時の文頭の挨拶が毎回
”リリィ・シアフィールドは俺の嫁！どうも、ジスタンス(昔のHN)です！”
だったり。
高校の3年間携帯のメルアドを、lovelove-lilyなんちゃらかんちゃら@ezweb～にしてて、親に『お前そんなにリリーフランキー好きだったっけ？』って言われるくらい好き(完全に黒歴史)
え？てか携帯のメルアド文化クッソ懐かしくね？友だちからメルアド変更しましたみたいなメールきたり、彼氏の名前メルアドに入れてて別れるたびにメルアド変更してくる奴とかなｗｗうっわぁ超懐かしいなぁいい時代だなぁｗｗｗ
ごめん俺友だちいなかったわ
着せかえフェティッシュ!
面白かった面白くなかったという以前に、もはや全く内容を覚えてないレベル。でも発売日に買ったことだけは確実に覚えてる。
じゃあなんで思い出深いんやって話なんだけど、OP曲が本当に好きでね。
というのも佐倉紗織をはじめて知ったのがこの作品で。
今や超有名人になられてしまわれたが、今でも佐倉紗織の曲の中で一番好き。戯画のHPで発売前にOPムービー観た時衝撃を受けたもんね。Bメロがめっちゃ好きでね。
この頃戯画が理由は知らんけどいろんなFeat.ブランド立ち上げまくってた時期で、着せかえフェティッシュ!は戯画feat.EXAとかね。
Fizz Feat.戯画が恋もも、ピチカートFeat.戯画がこいちゅ！、ロンドベルFeat.戯画がはぴくりとか。
他にも名前忘れたけど当時めっちゃfeat.戯画あったんだよ。一体なにとフューチャリングしてるんか知らんけど。
あと書いてて思い出したけど、Fizzの恋もももOP佐倉紗織だわたしか。
で発売前は戯画の姉妹ブランド？みたいな所から新作出る＆OP曲マジ最高ってめっちゃテンションあがってたという意味で非常に思い出深いのよねこのゲーム。
で、肝心のゲームの内容なんだけど、だから覚えてないって言ってんじゃん。
ひょっとしたら特典のサントラだけ擦り切れるレベルで聴いてゲーム本編未開封でそもそもやってないかもしれない(は？)
閃鋼のクラリアス
2021年に発売したゲームで、TEAM BALDRHEAD作品。
TEAM BALDRHEAD+鈴平ひろのコンビということで、お！久々にエロゲやるかぁってワクワクしてたんだけど久々に核地雷ゲーだったね。
まず難易度調整ミスってるやろ。俺が下手なだけかもしれんけど敵強すぎるんじゃ。
問題はストーリーだよ。
伏線残しすぎたまま終わるし、え？これで終わり？みたいな。
相変わらずCGはめっちゃいいし戦闘システム自体もめっちゃいい、世界観とかも結構よかったなぁとか思うけどそれにしても残念。
一応完全版が後に出て、そっちにシナリオの補完とかもあるっぽいけどやってないし感想も見てないから知らん。完全版で神ゲーになってたらゴメン。
でも話題にもなってないし多分クソゲーのままだと思う。
ただOPのKOTOKOは常識だけどすっごくいいよ。
改めて戯画、本当にありがとう
さて、戯画の名作や迷作についていろいろと書いてきたけど、俺がこんなに戯画に対する愛を書いたとて戯画は終わってしまう。悲しいがこれが紛れもない真実。
実際まだまだ書きたいこといっぱいあるんよ。
戯画あるあるもっと言いたいのよ。完全にRG状態ですよ俺。
戯画のゲームはKOTOKOがOP担当してるエロゲ曲は基本名作(一部例外あり)だし、どうせサントラついてくるから発売日に買う。OPがKOTOKOじゃなかったらどうせ値段すぐ下がるから安くなったら買うとか、エロゲ会社がよくやってたエイプリルフールのネタは戯画が毎年一番力入れてたよねとか、酷評されてるアオナツラインまぁまぁ良かったよとかマジで無限に話題出てくる。
てか、普通新作発表されたら最初にシナリオライターから確認するのに、戯画のゲームだけは新作発表されたらまずOP曲から確認するとか。これマジで結構わかる人いそう。
できることならプレイした戯画のエロゲ全部プレイバックしていきたいレベルだけど、長くなりすぎちゃうし、マジでこの記事から加齢臭とイカ臭さしか漂ってこなくなってきたのでこの辺で終わりにしようと思う。
改めて戯画、本当に今までありがとうございました。
戯画がなかったら、もしかしたら俺はそんなにエロゲやってこなかった人生だったかもしれない。
そんな俺のエロゲ史に大きな影響を与えた戯画に感謝の意を込めて今回の記事を書きました。
ではまた次回。
あれやな、エロゲ語り記事また復帰しようかね。
