ジスさんのエロゲ語り〜第33回:白詰草話-Episode of the Clovers-

エロゲの話

どうも、ジスさんです。

ジスさんエロゲ語りコーナーのお時間です。

今回で第33回です。

このコーナーは総エロゲプレイ本数約450本のエロゲライトユーザー、ジスさんが当時を懐かしみながら好き勝手エロゲを紹介していこうというコーナーである。

白詰草話-Episode of the Clovers- 

第33回に選んだ作品は“白詰草話-Episode of the Clovers- ”

大槍葦人ファンの皆様お待たせしました。

ではさっそくいってみよう。

基本情報

Little witchより2002年に発売

絵:大槍葦人

シナリオ:大槍葦人 古我望

OP:escape vocal:reset

あらすじ

舞台は2008年の東京。発売当時は2002年なので一応近未来設定。

絶大な政治力を背景に持つ謎に包まれた研究機関『古痕』

その研究機関にて主人公“津名川宗慈”は、ヒトゲノムの解析とプログラムの技術を応用し戦闘用アンドロイドの開発を行っていた。

そして、彼の手によって作り出された三人の少女――“エマ”、“沙友”、“透花”は、24対目の遺伝子を追加された経緯から「エクストラ」と呼ばれた。少女たちは津名川を盲目的に慕い、研究に協力しながら穏やかな時を過ごしていた。

だが、研究所に侵入してきた戦闘ロボットとの戦いを機に、運命は巡りだす。

主要人物

津名川 宗慈

本作の主人公。

『古痕』に所属する科学者。

遺伝子工学の権威で、優秀な脳外科医でもある。古痕の中でも突出した 技術者であり、ヒトゲノム解析とそのプログラムを応用した人工生命体『エクストラ』の研究・開発を行っている。

エマ

人工生命体『エクストラ』の一人。

金髪碧眼、ゴージャスな素材の服が良く似合う本物志向のお嬢さま。飽きっぽく、奔放、楽しいことが大好き。欲望に忠実で、自分を楽しませてくれる人はみんな好き。

先天的に心臓に疾患を抱えており、現在も不整脈に苦しんでいる。

透花

人工生命体『エクストラ』の一人。

理知的で思慮深い性格。 その落ち着いた容貌と大人びた性格から三人の中でお姉さん的役割を引き受けがち。

感情表現は下手だが、それだけに内に秘めた気持ちは純粋で一途。

沙友

人工生命体『エクストラ』の一人。

能天気と呼べるほど明るい天然系の女の子。

脳にかなり手が入っているためか感覚器官が不安定で、舌足らずな幼い話し方をする。感情の起伏が激しく、ロマンチストな甘えん坊。

品藤 聡美

若くして古痕の頭脳とも言える情報部部長を務める才媛。

個人主義で、人に束縛されることを嫌うタイプ。過去に津名川と交際していたが現在は距離をおいている。

高宮 エレン

津名川と同様に古痕で『エクストラ』の研究を行っている女性。

津名川とはライバル関係にある。人工の「神」をつくりたいという理想を持っている。

荒山鳥人

一切の記録に残らないことを保証され、そのことのみを条件に動く国家公安委員会のナンバーレス・エージェント。自らに肉体改造を施して、比類なき強さを誇っている。

グラハム・ヘゼル

予言的で人の心を見透かしたような発言をするカリスマ的人物。

『古痕』の創設者として組織内に暗然とした影響力を持っている。

スパッド

某国軍の兵器開発部に所属する少佐。

スパッドという名はコードネームであり、本名は不明。己の理想に執着して、古痕の持つ先端技術を利用しようと画策する。

ジスさん的評価

音楽:★★★★★★★★★★
難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
シナリオ:★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度:★★★★★☆☆☆☆☆

総評:75/100

大槍葦人好きのためのゲーム。

イラストレーターとしてファンの多い大槍葦人の描く世界観とキャラクターだけでもやる価値は十分にある。

ゲームシステム面では、FFDシステム/SSプログラムという2つのシステムを採用しており、文章ではすげぇ説明しにくいんだけど、FFDシステムは簡単に言うとセリフが吹き出しみたいに表示されて漫画を読んでるような感覚に近いかんじで物語を読み進めることができるのが特徴。

SSプログラムは登場人物が自分自身の選択肢を選ぶんだよ。主人公の選択肢はもちろん俺たちが選択するんだけど、他のキャラにも選択肢があり勝手にキャラが選んでくれる。意味不明かもしれないけど、このシステムのおかげでキャラクターの心情が読み取りやすくなる。

これはかなり面白いシステム。


大切なシナリオなんだけど、俺は好きだけど結構人を選ぶとは思う。

宗慈が天才ゆえに作った3人の少女。少女たちは宗慈を父親のように、そして宗慈自身は娘のように可愛がっているが、戦争の武器としても優れている少女たちを宗慈は戦争に無理強いしてでも行かせなければならない。

その宗慈の揺れ動く葛藤が俺たちプレイヤーの心を締めつける。

結構ぐっとくるものがあります。

ただストーリー自体そんな長くないし、消化不足感もある。後半失速感はやっぱあるよね。


OP曲である”escape”はエロゲソングの中でもかなり名曲。

OPアニメーションを手掛けたのは、まほろまてぃっくやアムドライバーの作画監督の一人である伊藤良太氏。伊藤良太氏最近もなんかのアニメの原画やってた気がするけど何のアニメか忘れた。

ていうか全体的に音楽は最高レベルにいい。

サントラは俺が前の会社に務めてた時は万越えてたけど、今調べたらそこそこ落ち着いてるみたいね。それでも高いけど。

てか、まほろまてぃっくとか久々に口にしたけどリメイクされないですかね。今やっても絶対流行らないだろうけど。

ジスさんと白詰草話

発売当初すっげぇ面白そうだったからプレイしたけど、当時の俺では理解できない部分とかも結構あったんだよね。

で、大学時代にもう一回プレイしたらようやくわかる部分もあって。

年齢重ねるごとに、いや、なんか結婚して子どもを持った人のほうがすんなりわかる。そんなゲームかもしれない。

物語は結構悲しい。

ただ大槍葦人ファンはやっといて損はないと思いますよ。

ドリキャス版はフルボイスらしいので、気になる方はそちらを。

終わりに

というわけで白詰草話の紹介でござった。次回は同じlittlewitch作品で一番好きなの書きます。


ではまた次回~

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