どうもジスさんです。
今回のテーマは、俺が不倫された時の話⑥。
ということで前回の続きです。
気づけばこのシリーズ6回目です。
さっさとこのシリーズ終わらせて他の記事書きたいところ。
毎度の如く読んでない人は①からお読みください。
ラブホテル。
それはカップルたちの憩いの場。
しかし今俺たちにとってはラスボスがいる魔王の城である。
特に隠す事もないので魔王の城の名前は
ホテル凛。
http://www.rinhakata.jp/index.html
本当にラブホテルなのか?
と一瞬疑うくらい美しい和風テイストのラブホテルでした。
ジスさん聖地巡礼の際の宿泊場所としてお使いください。
今までも何回か書いてきましたが、こんな展開はドラマの中だけの話だと思っていました。
ドラマではこういう泥沼展開は見てきましたが、まさか現実に起こるとは。
正直書いてる今もあれは夢だったのではないかと錯覚してしまいます。
ところがどっこいこれが現実!
終わらせにいこう。
そうして特に足取りが重くなる事もなく、ラブホテル内に入ります。
速攻エスカレータでラスボスのいる部屋番号”403号室”の前に到着。
一呼吸も置かずにノックして即突撃。
中に入ると入り口の玄関でフォレストと思われる男が土下座していました。
白髪というかアッシュっていうんですかね。
そういう髪色の男でした。
ぶっちゃけると俺はこの瞬間ちょっとビビってしまいました。
いくらこっちに比がないとはいえアッシュに染めた男が土下座をしているのです。
俺は誰もが憧れる超絶イケメンですが、アッシュに染めた男はヤンキーという固定概念があり別にトラウマとかはないのですが、ヤンキーは苦手なので後からヤンキーの仲間が乱入してきたらどうしようとか思ってしまったのです。
俺『土下座してても中に入れないじゃないですか。とりあえず顔あげてください』
なぜか敬語になる俺。
間違いなくビビっています。
フォレストが顔をあげたので恐る恐る顔を拝見したところ、髪こそ派手に染めていたもののそれはそれは粗末な顔面でした。
典型的オンラインゲーム中毒の顔というか、エロゲの0時売りに率先して並んでそうな顔というか、よくその顔面で不倫するなぁというか。
俺『いいからさっさ中入らんかボケカスが!!!』
キョロ充っぽい顔という事がわかった瞬間俺の確変タイム突入です。
しかしフォレストはそれでも土下座を辞めないどころか、俺の右手をぐっと掴んで
フォレスト『殴ってください!殴ってくれないと僕の気が済みません!!』
などとおっしゃったのです。
いや、これマジですからね。
本当どこまでドラマ展開なんだと。
もちろん俺がフォレストの顔面を殴って元々酷い顔を更に酷くすることも可能でしたが、裁判になった時などの事を考えるとどんな事があっても暴力は加えず言葉で責めると最初から決めていたのでもちろん殴ってはいません。
しかも殴ったところでフォレストの気は済んでも俺の気は済みません。
ここ大事です。
とりあえず部屋内に入る事に。
ベッドにはバスローブ姿の元嫁が横たわっていました。
事後だったかどうかはわかりませんが、元嫁の服がゲロまみれだったので服は洗ってバスローブに着替えただけで事後ではないのではないかと推測します。
・なんで来たんだ!!
・帰れ!!
・お前がDVしなければこんな事にはなってねぇんだ!!
などという謎の罵倒を元嫁が俺に浴びせてきました。
もちろん俺はDVなどした事はありません。
むしろ約半年間におよぶ深夜の元嫁のボイスチャットでの笑い声や叫び声のほうが、余程精神的DVを俺に与えているとかんじています。
人間が危機的状況に陥ると支離滅裂な言動をよくするものです。
元嫁のように謎にプライドの高い性格だとその支離滅裂な言葉が支離滅裂な罵倒になります。
咄嗟に出る最後の抵抗というか負け犬の遠吠えというか。
元嫁がなんか言ってるのは完全に無視して、フォレストと二人で会話することに。
俺『はじめまして。元嫁の旦那の◯◯(本名)です。名前教えてもらっていいですかね?』
フォレスト『あ、フォレスト(←FF14内のHN)って名前でやらせてもらってます。』
俺『『そこは普通本名やろが!!!!!!』」
皆さんこれ決して漫才ではないです。
絶対嘘って思うでしょ?これ本当の話なんですよ。
普通ないでしょ。
こっちが本名名乗って不倫相手がFF14内のHNで答えるとか。
余談なんですがこれ友人との呑みの席なんかで話すと絶対ウケるんですよ。
マジ鉄板ネタになってます。
著作権は俺ですが、皆さんも呑みの席でこのネタ使いたい場合は俺に一報くださいね。
今度オンラインゲームの驚異的な中毒性についての記事を書こうと思うんですが、オンラインゲーム中毒の人ってこんな常識のない人ばっかりなんですかね?
そんな漫才みたいな本当のやりとりを終え、本名と電話番号を聞いたところでレボが部屋に入ってきます。
予定どおり、どちらさまですか?みたいなやりとりしつつこれが不倫という事をレボにもう一度、そしてフォレストにも認識させ、ここからは俺とレボで怒涛の理詰め。
結婚してまだ3ヶ月、旦那がいるのになぜ不倫したのか、どうやって責任とるのか、などなど20分くらい理詰めで完封タイムです。
こちらが優位にたっている時にジワジワと理で詰めていくのは本当に気持ちのいいものです。
ひととおり今後の事をフォレストと話し、俺は元嫁とフォレストをラブホテルに置いて出ていく事にしました。
のちにこの話を友人等に話すと、
なんで元嫁を放置して帰ったの?
本当に元嫁の事が好きなら引きずり出してでも連れて帰らなきゃ。
という意見もありました。
たしかに元嫁を連れて帰りじっくり今後について話すという選択肢もあったでしょう。
でも俺はそうは思いません。
不倫までした元嫁を今この場で連れて帰って何の利点があるんですか?
しかも元嫁に関しては酔っぱらっており、DV男という謎の虚言まで言われる始末。
今連れて帰ったとこで俺も頭に血がのぼっている状態ですので、お互いまともに会話ができません。
さらにどう考えてもドラマみたいな不倫劇が結婚して3ヶ月という早さでおこなわれているのです。
正直俺は元嫁と結婚生活を続けていくつもりなどもうありませんでしたし、朝になったら相手の親に全部事情話して引っ越し先でも探すかぁとか考えていました。
以上の事から元嫁を連れて帰るなんて考えてなかったですし、さっさと帰って酒でも呑みたいなぁくらいに考えていました。
急激に冷めたという表現が正しいんですかね。
じゃあお二人さん。素敵な夜を楽しんでね。
と、盛大に捨て台詞を吐いて403号室を出て、レボとエレベーターに向かいました。
エレベーター待ちをしている間、フォレストはご親切にエレベーターの入口まで来て土下座してくださいました。俺が一言も言葉を発する事はなかったですが。
人生で初めて土下座という行為をされましたが、今まで俺は土下座という行為があまり気持ちのいいものではないと思っていました。
しかしされた時の爽快感は本当に気持ちのいいものだ。
土下座シーン動画に撮っておけばよかった。
カイジで本当に反省しているなら鉄板の上で焼き土下座!というシーンがありますが、そのくらいしてほしいものです。
それでも足りないですが。
いくら真意に土下座されたとしても、こちらとしては土下座程度で済む問題じゃないくらいの代償を負ってるので結論から言うと何をしても駄目なものは駄目なのです。
外に出ると雨は止んでいました。
もうこれいらねぇな。
婚約指輪を近くの排水溝に捨て、左手の薬指に締めつけられてた枷が取れました。
雨と同時に俺の心の闇も洗い流されていく。
そんなかんじです。
その後、レボと朝まで酒を呑みながら祝賀会をしていました。
朝10時くらいに呑気に元嫁が帰ってきましたが、まともに会話できる状況じゃなかったので放置してレボを見送るために外に出ることに。
レボを感謝の気持ちを伝え駅まで送りお別れ。
一人になった俺はとりあえず今後の事の整理をするために公園でボーっとすることにしました。
前日から全く寝てなかったこともありかなり眠かったのもありますが、とりあえず今日の出来事を元嫁の母親に報告して今後結婚生活を続けるのは難しい事を伝えなければなりません。
電話する事にしました。
電話したところ、元嫁の母親は本当に申し訳ない。との事でしたが、育てたのは確かに親ではあります。
しかし不倫をすると決めたのは元嫁自身であり、母親が謝る事ではないですよ。
とだけ伝えておきました。
実際は親というか、家庭環境も少なからず影響はしているんですがね。
まぁなんと言おうと親というのは自分の子の味方ですからね。
義母になんと言われようと心には何も響きません。
夜あたりまで時間を潰し家に帰ると元嫁がボーっとしてました。
お互い無言の時間が続きましたが、元嫁が言葉を発します。
元嫁『なんで私があんな事したのに冷静なの?』
冷静も何も、もはやこのまま結婚生活を続けるのは無理なので、どうでもいいというのが本心ですが適当に話をさせることに。
結果的にすごい勢いで泣かれながら謝ってこられました。
元嫁が素直に謝る事は今までない事だったので本当に反省はしてるんだなぁとは思いました。
まぁ仮に俺がこれで許してもあんまり結婚生活は続かないだろうなとは思ってましたがね。
改心したかのように見えた元嫁でしたが不倫突撃から2日後。
今まで俺は元嫁の携帯を見る事はなかったですが、もう元嫁に信用というものは一切なかったので普通に携帯のLINEを見ました。
元嫁はフォレストに
旦那とは多分離婚する事になりそう!
これでまた一緒にゲームできるね!
という内容のLINEを送っており、やっぱりもう駄目だなこの人って思いました。
後日元嫁の祖父母にも事情を説明し、祖父は激怒・祖母はもう一度チャンスをくださいと泣きながら言われましたが普通に無理です。
もう何の感情もなかったですね。
結果的にその後もいろいろあって5月に離婚しています。
めちゃくちゃ長くなりましたが、以上が俺が元嫁と結婚してから不倫されるまでの話でした。
この事件を通称”ホテル凛403号室事件”と呼んでいます。
これを読んでいただいた方ならすぐにわかると思うんですが、元嫁はとんでもないクズでした。
もちろん俺にも優柔不断な所とか至らない所はたくさんありました。
まぁ一番の失敗は結婚する前に元嫁を見抜けなかった事ですね。
俺が言いたいのは、今結婚を考えている人。また結婚している人。
結婚するな!離婚しろ!!
とは言いません。
しかし、どうか今一度慎重になって一度考えてください。
結婚というのは二人だけの問題ではないです。
俺のような事があると、他方向に迷惑と心配をかけます。
結婚してから豹変する人間もいます。
あなたが今お付き合いしている人は、実は俺の元嫁のような真性のクズかもしれません。
ぜひとも慎重に。
みなさんの幸せを願っています。
不倫された事柄については今回で終わりですが、また後日談のような話を今度書こうと思います。
よければそちらもお楽しみに。
ではまた次回。
次回の記事も全力で読め!そして感じろ!!じゃあの!!!
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