この記事は2019年7月4日に前ブログで書いた記事を加筆修正したものです。
どうも、ジスさんです。
今回のテーマは、KOTOKO8thアルバム tears cyclone-醒- レビューするぞって話。
ということで早速書いていきましょう。
KOTOKOとは
北海道に拠点を構える音楽制作集団、I’ve soundに所属していたアーティスト。
昔はエロゲの曲をメインに歌っていたが、2002年にアニメ『おねがい☆ティーチャー』の主題歌を担当してから後にメジャーデビュー。
その後はエロゲ主題歌とアニメ主題歌をバランスよく担当する。
2009年にI’ve sound外でも活動を開始し、2010年I’ve soundを脱退。
その後も数々の活動をする、俺が昔から一番好きなアーティストです。未だにファンクラブにもしっかり所属しています。
アニメやエロゲの昔からのユーザーは詳しくないとしても名前くらいは聞いた事あるのではないか。気づけば2001年からKOTOKOの曲を聞き出してからファンになっているのでもう18年も経ってるのか。
小学校の時に聴いてた少年がもうアラサーだぜ・・・。
時の流れは残酷すぎるぜ・・・。
そんなKOTOKOが先日2019年6月26日に8thアルバム、tears cyclone-醒-をリリースしました。発売おめでとう!!

皆さんももちろん購入したよね?
え?買ってない?
そうか。じゃあ俺のレビューを観て買ってくれ。
tears cyclone-醒-
今回のアルバムは2部作の2作目にあたります。
1作目は2018年6月27日に発売されたtears cyclone-廻-
-廻-では全ての楽曲を高瀬一矢氏が担当しています。
今までのアルバムはいろいろなアーティストが編曲を担当していましたが、全て高瀬一矢氏が担当。高瀬一矢氏といえば、もう昔からのI’veファンからしたらたまらない存在のカリスマ。疾走感のあるデジタルサウンドとKOTOKOの歌声がよく合うんです。俺もこのアルバムめちゃくちゃ好きです。
まだ聴いてない人はこちらも合わせて聴いていただきたい。
そして今回の2部作目。
tears cyclone-醒-
今回の楽曲は全ての楽曲をナカザーこと中沢伴行氏が担当しています。
ナカザーも元I’ve sound所属の作曲家で、高瀬一矢氏と同じくらいファンの多い人気曲を多数発表しています。
ひぐらしのなく頃に
奈落の花
agony
あたりはナカザー作曲の曲で有名ですよね。うん。神無月の巫女懐かしいね、マジで。同人サークル、介錯が一番輝いてた時だね。
個人的には
radiance
Borderland
eclipse
☆虹色ロックンロール♪
などの曲も個人的に大好きです。
この他にも多数の良曲を手がけているナカザー。
そんなナカザーが今回のアルバムは全ての曲を担当。
前回の-廻-といい今回の-醒-といい気合の入り方が凄いですよね。
では早速今回のアルバム、tears cyclone-醒-に収録されている楽曲を1曲づつ紹介していきましょう。
1.醒-metallic tears-
今回のアルバムの曲のテーマ曲のような存在。
ちなみに今回のアルバムのテーマは”涙”と”覚醒”その”覚醒”に見事にマッチした歌詞と曲調。まさに初っ端にふさわしい曲。
過去なんて振り返るな!未来へ行け!!覚醒しろ!!
2.水無月の恋〜mimetic memory〜
明るい穏やかなTheナカジーサウンドな曲調ではあるが、歌詞は今回のアルバムのテーマである”涙”を恋愛を題材にして歌っている。水無月という梅雨時期に繰り広げる切ない恋愛ソング。
本当KOTOKOはいい歌詞書くぜ。
3.Thank you Birthday!!
プリパラとはなんの関係もございません。
やったー誕生日だ!今夜はハイテンションで楽しむぜ!!って曲。
私自身に生まれてきてくれてありがとう。生まれたおかげで私今最高に楽しめてるよ。といったスタンスの歌詞。ライブでは盛り上がるだろうなぁ。Bメロの合いの手の準備をしておこう。
4.scale〜変ホ短調のラブレター〜
KOTOKOによくある好きだけど友だちのままでいようね的恋愛ソング。
音楽はそんなに詳しくはないけど、変ホ短調は暗いかんじの曲かと思いきや曲調は明るいです。しかしKOTOKOなりの解釈があるはずなのだ。この歌詞についてのKOTOKO自身の心情を是非聴いてみたいところ。
5.不機嫌な人魚
個人的に今回のアルバムの最優秀賞。
テンポもすげえ好みだし、サビの最後の部分がすげえかっこいいんだよなぁ。歌詞はクソ女をディスってる時をそのまま歌にしたかんじの歌詞。
ちなみに人魚と書いてマーメイドと読む。
6.明日への涙-timeless tear mix-
俺も当時大好きだったアニメ、おねがいツインズ。
通称おねツイのED。明日への涙のKOTOKO歌唱verです。
原曲の川田まみ歌唱ももちろん最高なんですが、やはりKOTOKO歌唱もいい。名曲は本当にいつ聴いても名曲なのだ。おねツイ見直したくなる。
7.Bug
めちゃくちゃ攻撃的な歌詞でありながらメッセージ性の強い歌詞。
というか俺に突き刺さる。誰しも自己顕示欲を持っている。自己顕示欲の解放の方法を間違えれば人は天使にも悪魔にもなる。その方法がわからず他人の前ではいい人のフリ。死ねば楽だが死ねない。それこそが人間の重大なバグであり悪なのだ。
攻撃的なメッセージの中にも人間の本来持ったバグを歌った名曲。
曲調はロック調でかっこいい。
8.・Hachi・=Flunky puppy”Eight”
日本語訳は鞄持ちの子犬、ハチで合ってるかな?
今回のアルバムの癒し枠。
好きな人にかまってほしいから子犬のように尻尾を振るけどなかなか振り向いてくれない。もっといっぱいかまってかまって。そんなかんじの可愛い曲。
リズムも歌詞も可愛らしくていい。
9.トビウオ
今回のアルバムの一番のハイテンポ曲。
海を勢いよく飛び回るトビウオの如く、逃げたい時は全力で逃げろ!自分のペースで行け!もっと勢いよく泡沫を飛び散らせ!自分というものを忘れずハイテンションで行こうぜ!俺たちが進む道は死ぬまで終わらねえぜ!!って曲。
ハイテンポすぎて眠気も覚醒しそうだぜ!!
これはライブで盛り上がるのが容易に想像できるぞー!!!
10.azure blue〜天色の架空線〜
一見過去の恋人の事は振り返らず次に進もうという歌詞だがそれだけではない気がする。
過去の自分は輝いていた。もしあの時に戻れたら。しかしもう過去には戻れない。過去の成功失敗全て胸を張って未来を生きるぞ。
という前向きな曲のように俺は感じます。思い出すけど後悔じゃない。この部分が痛烈に刺さるね。
11.ナミダノエノグ
泣いたり自分を恨んでばかりの自分。そんな嫌な自分から覚醒して、新しい道を進んでいこう。
というスローテンポの曲調の中にも力強さを感じる今回のアルバムの中で一番歌詞が好きな曲。俺はスローテンポな曲調の中にも力強さと強いメッセージ性があるKOTOKOの曲が大好きです。
5枚目のアルバム、ヒラく宇宙ポケットの”地球-TERRA-”なんかも同じ理由で超絶好き。
12.オパール
今回のアルバムの最後を飾る曲。
まさに今回のアルバムのテーマである”涙”にふさわしい曲だ。
しかしこの曲に涙という言葉は一切出てこない。
代わりに歌詞内で出てくる光の粒、土、木々、実り、雨。
これらの言葉が全て涙なのだ。愛していた人との別れの歌ではあるが、アルバム最後を飾るにふさわしい名曲。
全曲視聴動画もあったので貼っておきます。
いかがでしたでしょうか。
総評ですが、今回のアルバムも素晴らしいの一言。
しっかりナカザーサウンドだが新しさもある文句なしの仕上がりになっていました!
この記事を読んでKOTOKOに興味を持ってくれたら幸い。 まだ買ってない既存KOTOKOファンはさっさと買おう。
しかも初回版には去年のライブBlu-rayとagonyを高瀬一矢氏がリミックスした特典CDもついています。
そんな初回版が5000円とか安すぎて泣きそう。
ちなみにKOTOKOのライブ去年は仕事で行けなかったので今年は福岡公演は行く予定です。行かれる方は一緒に盛り上がりましょう。
KOTOKOライブツアー2019の日程表を最後に書いておきます。
8/03(土) 北海道・札幌 cube garden
8/17(土) 福岡・DRUM Be-1
8/18(日) 広島・SECOND CRUTCH
8/31(土) 愛知・名古屋 Electric Lady Land
9/01(日) 大阪・umeda TRAD
9/07(土) 東京・TSUTAYA O-EAST