どうも、ジスさんです。
ツイッターではちょいちょい進捗を書いていたんだが、金が壊滅的にヤバいので、フリーライター、昼の仕事、そしてもうひとつ夜の仕事をすることにした。
夜のバイトにもいろいろある。
まずホストは、俺がホストになったら他のホストに申し訳ないため断念することにした。
俺が速攻でNo1になって他のホストから羨ましがられるのが容易にわかるからだ。
『ジスさんさすがっす!入店初日で売上1千万円!尊敬するっす!』という未来のビジョンしか見えない。
仮に俺がホストになったら俺はスーツなど着ずに全裸で客の前に立つ。高級な酒を入れてと客に媚びるホストを横目に全裸の俺が立ち塞がる。すると客の女共は今まで酒を入れてくれとホストに言われていたのにもかかわらず、俺のチンポを挿れてくれと女から股を広げてくる。
これが“いれる違い”である。
全裸ホストとして話題になり、”全裸ホスト、ジスさん”として、永遠にホスト界で、そして世界で俺の名は語り継がれていく。
というビジョンしか見えないのでホストは断念することにした。
俺はすでに耕されている畑に手をつけるほどチョロい男ではない。
よかったな現ホストの諸君。俺がホスト界に君臨してしまうと、ホスト界が荒れ狂い、革命が起き、争いが起きる可能性だってあった。戦争にまで発展していたかもしれない。
俺がこの世界を救ったと言っても過言ではない。俺の利口かつ他人を思いやる気持ちに感謝していただきたい。
というわけでいろいろ試行錯誤した結果、ラブホテルのバイトを選んだ。
そしてバイトの面接に応募し、速攻で受かった。
ラブホテル
それはカップルのひと時の憩いの場。
別名でブディックやモーテルなどの呼び名もあり、昔は連れ込み宿とも呼ばれていた。
そんなカップルたちがベッドの上でプロレスするプロレスリングを提供する素敵な団体。それがラブホテルだ。
そんなラブホテルを利用するカップルをニヤニヤしながら見物し、終わった後の清掃でゴミ箱を漁り、使用済みコンドームをクンカクンカして、俺の性欲を爆発させることができる最強のバイト。それがラブホテルだと睨んだのだ。
そう。俺は自分がセックスをするより、他人がセックスをするのを見ることが好きであり、使用後のコンドームを見たり、どういったプレイをしたかをベッドの汚れや乱雑具合から推察(妄想)することに極度な性的興奮を覚えるのだ。
その特殊性癖は自分でも自覚をしている。
この特殊性癖はいわば、セックス界の鑑識だ。
そしてラブホテルの店員になること。
それすなわち、セックス界の一流鑑識になる近道だと考えた。
事件は現場で起きているんじゃない。ベッドの上で起きている。
業務に慣れてくれば一緒に働く仲間たちと、現場のゴミ箱に捨てられたコンドームひとつで2時間以上は熱いディベートを繰り広げることも可能かもしれない。
そして俺の家の隣の住人が彼氏とプロレスする音を聴くために買った自慢のアイテム“聴診器”も役に立つ時が来るかもしれない。
去年くらいに隣の女はおそらく彼氏と別れており、聴診器の出番が全くなくなっていた。聴診器も出番がなく、今か今かと待ち望んでいることだろう。
そんな夢のようなバイト先。
それがラブホテルの清掃ではないかと考えた。
我ながら天才的だ。
金をもらいながら性欲を解消できる。
一石二鳥。
無病息災。
日進月歩。
年中インポ。
前置きは長くなったが、そんな夢と俺の性癖が詰まったラブホテルのバイトにこの俺が突撃してきたからそのレポートを当ブログに書き示したい所存。
ラブホテルの仕事と現実を紹介!
意気揚々と出勤した俺は挨拶で懇親のボケをかまそうと思ったが、挨拶などは一切なく
「君!今日!風呂担当!」
とだけタトゥーが入った小粋なおじさんに言われ、風呂掃除セットを渡された。
ゴミ箱漁れへんのか~い!
使用済みコンドーム見られへんやないか~い!
と思いながらも言われたとおりお風呂セットを手に取って出撃の時を待った。
ラブホテルの清掃は基本的にチーム制。
ラブホテルの規模にもよるだろうが、3~5人が一組となりそれぞれ担当の場所を清掃し、終わったら次の部屋を掃除する。その繰り返しだ。
俺は5人組のチームに配属された。
タトゥーのおっさん
ハゲたおっさん
ヨボヨボのババア
太ったババア
そして俺
ドラクエ3のルイーダの酒場のおまかせ設定にしても、もうちょっとマシなパーティにはなるのではないだろうか。しかも自己紹介がなかったから誰一人名前を知らないという。
タトゥー『よっしゃいくで!703や!』
ハゲ・ヨボヨボ・デブ・俺『うっす!』
ラブホテルの清掃はスピードが勝負だ。
如何に効率よく部屋を掃除し、回転率をあげるか。
これが全てである。
風呂掃除を任された俺は、やり方はあんまり教えてもらえなかったがお風呂セットを使いラブホテルの風呂場を清掃していく。
髪の毛、陰毛のオンパレード。
世間ではコロナウイルスでお祭り自粛モードなのに、ラブホテルの風呂場には、それはそれは大量の髪の毛や陰毛が散らばっている。毛の祭り状態だ。バッサぁ毛が落ちてますわ。カラスが爆発したんかと思ったわ。
陰毛は男のものか女のものか判別は不可能だが、女の陰毛と仮定した場合ただただお得なので隙見て数本食った。
しかし風呂掃除。もうね、めちゃくちゃキツい。
3室掃除した頃には腰がバッキバキ、腕バッキバキ。
うわぁベッド広~い//
なんて思ってる暇などない。
使用済みコンドームを嗅げるチャンスも暇もなく、ただひたすらに風呂を掃除するだけだ。三十路のおじぃにはキツイわぁほんま。
しかし、22室目でついに転機が訪れる。
風呂場に使用済みコンドーム放置。
風呂場に使用済みコンドーム放置!!!
いやぁついに来ましたわ~wwwww
俺がずっとやりたかった他人の使用済みコンドームを嗅ぐという神秘的な行為。30年越しについに達成する。
すかさず嗅いだ。
嗅ぎまくった。
ゴムの匂いだった。
そりゃそうだよな。(賢者タイム感)
テンションあがって思わず、タトゥーに
『すみませんwwww風呂場にコンドームありますよwwwwwこれ持って帰っていいんすか?wwww』
と言ってみたが他の人は終始無言であった。
まるで俺の声など聞こえなかったかのように。
俺は他の人と使用済みコンドームについてディベートしたかっただけなのに他の人はまるで興味を示さなかった。
この瞬間俺は悟る。
やはり俺は人とのコミュニケーションを求めているのだと。
俺は人と関わる仕事のほうが向いているんだなぁと。
風呂場に乱雑に捨ててあった使用済みコンドームはとりあえずポケットの中に閉まった。
結論
てなわけでラブホテルの仕事初日レポートであった。
結論だが、ラブホの仕事はただただ肉体労働。
もう翌日の筋肉痛は必須だ。
女性ならフロントとかもあるかもしれないが、男は基本的に清掃となるため肉体労働のみとなる。
他人と関わりたくない人。
体力にめっちゃ自信ある人。
俺と同じような性癖持ち。
これらの条件に見合う人は応募してみてもいいかもしれないが、あまりおすすめはしないです。
働いてお金をもらうことは甘いものではないが、それ以上に働いて性欲を満たすことはもっと甘いものではないと学んだ俺であった。
どうせならもっと汚れた部屋とか見たかったなぁ。
そして俺はなぜか今コンビニの求人冊子を手に取っている。
それが何を意味しているか。
察しの良い人なら理解しているはずだ。
冊子だけに。
おじいにはラブホの仕事は無理!!!!!!!
現場からは以上です。
ざっくりとした紹介だったけど何かラブホテルの仕事で聞きたいことあったらわかる範囲で答えますので気軽にコメントくだしあ。
さて、次のバイトは何にしよう。