ワンエグ特別編が待てないから全裸待機しながら考察とか

アニメ・ゲームの話

どうも、ジスさんです。

暑い日が続くが皆さんはいかがお過ごしだろうか。

俺と言ったら相も変わらず、オナニーして文章書いてオナニーしてアニメ観てオナニーしての繰り返しで何も変化のない生活を送っている。


さてどうでもいい日常はこのくらいにして、2021年春アニメも続々と終わりを迎えており、2021年夏アニメが間近に迫っている。今期アニメのまとめとか感想記事は書くんだけど、タイトルにもあるとおり、ワンダーエッグプライオリティ特別編を見ずにして2021年春アニメは終了とは言えないだろう。

ワンダーエッグプライオリティ特別編

今回はここ十年レベルで個人的に最も面白かったが、全く何も解決せず終わった2021年冬アニメ、ワンダーエッグプライオリティの特別編が放送されるため、期待と勝手な考察も交えて記事にしたい。

※ネタバレあるので観てない人はブラウザバック推奨。

まだ本編観てないよって人も今から観ればまだ間に合うはず。ていうか観て。

ワンダーエッグプライオリティとは

キャッチコピーは“エッグを割って世界を変えろ”

とある出来事が原因で不登校の主人公、大戸アイは深夜の散歩中に謎の声に導かれエッグを入手する。

次の日、別世界(以下エッグ世界)に引き込まれたアイが入手したエッグを割ると、中から少女があらわれる。

アイはエッグ世界で、親友だった長瀬小糸(自殺しておりすでにこの世にはいない)が彫像になっているのを発見し、エッグ世界で少女を襲う敵ワンダーキラーを倒すことで小糸を生き返らせることができると考え、戦いをはじめる。

やがてアイは自分と同じくエッグ世界で戦う、青沼ねいる(生き返らせたいのは妹)


川井リカ(生き返らせたいのはチエミというリカのジュニアアイドル時代のファン)


沢木桃恵(生き返らせたいのはハルカという桃恵を女の子として見てくれた友だち)

と仲良くなる。

4人はそれぞれエッグを割り、エッグ世界でワンダーキラー討伐に挑む。


ここ10数年のアニメ作品でも間違いなくトップレベルで個人的に評価が高いアニメ。
まぁ小難しい考察系が好きなだけって言われたらそれだけなんだけど。

本作品のテーマ

すでにここで人によって本作品のテーマの見解が違ってくる可能性もあるくらい深い作品。マジでいろんな解釈が可能。


そのなかで俺はこの作品のテーマを、”思春期の自殺願望と、大人”というテーマであると解釈している。

思春期の自殺願望について

メインヒロインの4人はあらゆる理由で死んだ最愛の人を蘇らせるためにエッグ世界で戦うわけだが、物語の節々にエッグから出てきた少女たち(すでに現実世界で死んでいる)の死人側の死んだ理由、描写が散りばめられている。その死因がものすごい勢いで胸に突き刺さる。

常人からすれば狂った理由で自殺した少女もいる。作中では好きなバンドマンが死んだから一緒に死後の世界に行くために自殺した子や、年齢を重ねて醜い姿になる前の綺麗な状態のままで死にたい。という理由で自殺した少女もいた。

常人では考えられない死因ではあれど言い換えれば、現実社会でも結構耳にする自殺原因だったりする。ていうか知らないだけで多分こういう理由で自殺した子いるんだろうなって思う。

実際に死んだ理由は死人にしかわからないのだが、言葉にできない恐怖のようなものが頭の中をよぎる。

思春期時代のまだ不安定な精神状態が如何にモロいか。をとてもファンタジックに描いている作品であり、発達心理学者エリク・エリクソンの自己同一性をアニメに落とし込んだ作品ともいえるね。

少女から大人になる。蛹が蝶に羽化する奇跡の美しさは束の間なのだ。

大人

そしてもうひとつのテーマは大人。

前述したとおり本作には様々な理由で自殺した少女が出てくるが、自殺した理由に多いのが大人の存在である。

エッグ世界でエッグから出てきた少女(つまりすでに自殺している少女)の死の原因となる人物がワンダーキラーとなって襲ってくる本作。

そのワンダーキラーとなっている大部分は大人だ。

一言で言うなら大人は汚いってだけではあるんだけど、簡単には済ませることができないくらい深い。

そして大人という存在は、思春期の少女、延いては子どもたちに良くも悪くもとてつもなく大きな影響を与えるということを表しているんだよね。

作中に登場するミテミヌフリ、またアンチといった所謂ワンダーキラーにたどり着くまでに少女たちを襲うザコ敵もいるのだが、一見わかりやすい名前でキャッチーな敵なのだが、自殺した少女の諸悪の根源となるワンダーキラーへの行く手を邪魔するミテミヌフリやアンチ。

現実世界でも実によく目にする。

見て見ぬふり。

アンチ。

これが自殺を助長するなんて今に始まったことじゃないし、よくあることだ。

それらをすべて踏まえた現代の問題に大きくメスを入れている作品と勝手に考えてる。

ワンダーエッグプライオリティ特別編に向けて


さて、上記をまとめると”大人や社会によって摩耗された幼い思春期の子の自殺願望”がテーマだと解釈しているということは理解してもらったところで、本編では謎を多く残したまま終了した。

特別編ではすべての謎が解けて綺麗に解決してくれることを望む。

今回は多く残る謎の中で、個人的に特に気になる部分をピックアップして勝手にいろいろ書いてく。

フリル・ドット・ハイフン


ラスボス。

その力はあまりにも強大。

アカと裏アカが作り出したAI。11話ではフリルが生まれた経歴。そしてフリルが成長していく上で”嫉妬と寂しさ”という人間なら誰しもが持っている感情を持つことから、アカの妻・あずさ。そして娘・ひまりを殺す。

そしてこのエッグ世界=フリルの世界だということがわかる。

物語中の言葉を借りるならエッグ世界のタナトスがフリル。タナトスってのはギリシャ神話の死の象徴だけど、ギリシャ神話そんな詳しくないから詳しく知りたい人はググって。

嫉妬・寂しさから作り上げた死の世界。

特別編ではアイたちは無事にこの世界から抜け出しハッピーエンドとなるのだろうか。そしてアカ、裏アカを含めたフリル関係の結末が見どころのひとつ。

小糸ちゃんの自殺の真相

最序盤から謎が多く、小糸ちゃん。

アイは小糸ちゃんが自殺した理由が自分にあると考えており、生き返らせることが物語の本筋であるが、小糸ちゃんの自殺の真相は語られていない。

実際アイは小糸ちゃんを救うために必死になり戦い、人間としても少女としても大きく成長を遂げている。他人の死は人を強くするというが、まさにそれ。

最終回でねいるが、アイに言った「嘘の友だちでも?」という言葉が意味深すぎるが、おそらくアイと小糸ちゃんには語られていない何かがあるに違いない。そのあたりも特別編では頼んますよ。

ねいるの妹

ねいるが生き返らせたいのは妹である。

だが、ねいるの妹はねいるの背中を包丁かなんかで刺し、逃亡し橋から飛び降りて自殺した過去が語られている。

そんな妹を救いたいねいるの真相。そしてねいるの妹は、なぜねいるを刺した後自殺したのか。あまりにも本編で語られていない。あと母親とのこともね。

ねいるがあまりにも完璧すぎるがゆえの、姉妹間の格差に劣等感を感じたと予想はしているが、これも特別編で語られてほしいね。

最終回のパラレルワールド

最終回ではエッグから出てきたのがパラレルワールド、つまり別次元で自殺したアイであった。


そしてアイのワンダーキラーは沢木であった。

ここにきて、まさかのパラレルワールドという概念を出してくるのかと。小糸ちゃんが存在しなかった世界線。

正直予想外すぎてビビった。てっきりエッグから小糸ちゃん出てきてワンダーキラーが沢木、もしくはアイなのかと思ってたんだけど。(ここは下に書きます。)

ここで小糸ちゃんが存在しない世界線ではアイは自殺しており、言い換えれば小糸ちゃんがいたからアイはこうやってエッグ世界で戦って心が成長して強くなったというわけなんだけど。

パラレルワールドが登場すると途端に話が難しくなってくる。ということは今まで登場したエッグの中から出てきた少女たちは実際まだ生きている可能性もあるわけで・・・。まぁそこは現実世界のアイも実際自殺していた可能性もあったということを表現していた、と考えると理解はできる。

そしてエッグ世界の沢木はアイに死の誘惑を囁きかける。

”大人の愛は汚い。そう。打算だらけで吐き気がするよね。

だがいずれ君達もそうなってしまう。悲しいね

だから大人になる前に死んだ方がいい。そう思わないかい?



これもまぁフリルの思想であり、沢木自身はそう思ってないはずなんだけど、すっげぇ納得できちゃう俺がいるんだよね。

この沢木のセリフだけじゃないんだけど、この作品は言葉一つ一つが非常に重く胸に突き刺さる。でも決して否定的にとらえるわけじゃなく肯定的にとらえることができるんだよね。その見せ方が作品全体を通して上手いといいますか何といいますか。


最終回のアカと裏アカの会話も実に気味が悪い。

裏アカの言うとおり、アカはひまりさえ救えれば他はどうなってもいいと考えているなら、アカは非常に冷徹な人物であるが、アカが最後に言い放つ、「ずっとそうだろう、僕たちは・・・」が実に気味が悪いよね。

純粋にアカと裏アカを現代のSNSに置き換えると、通常のアカウントも裏アカも実際は自分の私利私欲のためだけにやってるんじゃないのか。と置き換えることができる。単純な推理だけど。

とにもかくにも、実に謎が多く残る最終回だったため、特別編がもう待ちきれない。今から全裸でスタンバイ安定。

結局ワンダーエッグプライオリティは何が言いたいのか

他にも結局リカの親父のこととか、桃恵が沢木の親戚なことに何の意味があるんじゃとか謎がまだまだ出てくるけどキリないしちょっと疲れてきたのでまとめに入る。

上にも書いたんだけど、この作品は言葉一つ一つが非常に重く、心の中をナイフで突き刺されたような感じになるのよね。まぁ実際刺されたことないけど。


ではなぜ俺がそんな感情に苛まれるのか。






それは俺が大人であるからである。

そう考えると嫉妬や打算や憎しみの世界を作り上げたフリルは、実質俺たち大人なのではないだろうか。

俺たちのような嫉妬や打算や憎しみにあふれている汚い大人たちに、子どもたちは、時には利用され、時にはストレスのはけ口にされ。

それでも戦い成長していく思春期の少女たち。

フリル=俺たちと仮定して考えるとこの物語は序盤で書いたとおり、”思春期の自殺願望と、大人”に到達するというのが俺のここまでの考察です。

実際現代にはさまざまな事件が横行しているけど、この作品で何かを感じとれた人は他人に対して優しくなれるかもしれない。

物語は結構ダークでファンタジーに描かれているが、現代を生きる人に希望を与えるような・・・決してこのまま話題にならず人々の記憶に残らないにしてはもったいなさすぎる作品のように俺は思う。



そんな作品、ワンダーエッグプライオリティ特別編が下記時間で放送されるぞ!

最速はネット配信ということで、dアニメに加入している俺はもう今から全裸待機です。

ぜひ皆さんもワンダーエッグプライオリティ特別編楽しみに待機しときましょー!

みんなでワンダーエッグプライオリティ真の最終回を見守ろう。

ではまた。

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